2015年09月13日
S10(SF10)レスピレーター 分解・組立作業編
過去の投稿が消えてしまったので再投稿になります。
S10(SF10)レスピレーター用の専用工具による分解・組立作業です。
本来ですとマニュアルが存在しているようですが、入手した段階でマニュアルが無くて
感で作業していますので、間違えがあるかもしれません。
もう数十回は作業しましたので、段々と作業時間も短縮され、作業手順も効率的な方法になってきました。
今回は、S10レスピレーターのサイズ2を使って作業していく様子をご覧いただきます。
① ヘッドバンドを固定しているフック6か所を外して、ヘッドバンドを外します。
② ドリンクチューブを引っこ抜きます。
③ インナーマスクを取り外します。
インナーマスクの顎を当てる部分からアウター側を少しめくると、プラスチック製の固定ピンが見えてきますので
このピンを外して、アウターに引っかけてあるインナーマスクをめくりあげます。
インナー中央の排気口付近は、外側に引っ張る様にして外すことができます。
④吸気モジュールとスピーチモジュールの分解
吸気缶(キャニスター)を取り付ける部分である吸気モジュールと、反対側にあるスピーチモジュールは
外径は同じものなので同じ作業になります。
先ずは、マスクを裏返しにするようにめくり、モジュール部分の内側をむき出しにします。
*スピーチモジュール:RA430等の外部マイクを接続できる部分
⑤ 専用工具にある、ドライバー状の物を使い固定リングを外します。
作業の際に、無理にこじ開けようとするとマスク筐体のゴムを傷つけますので気を付けてください。
リングの下に引っかけて少し浮かせたら、ゴムがかまない程度まで筐体を引っ張りましょう。
少しずつ引っ張り出す部分を広げて、工具を梃子にしても筐体を傷つけない程度まで広げたら
あとは専用ドライバーを使って固定リングを外します。
⑥ レンズ枠の取り外し
同じ専用ドライバーを使い、マスク筐体正面から固定リングを外します。
こちらも先ほどのモジュールと同様にマスクのゴムを傷つけないように注意しましょう。
これで分解終了!
ここまで分解したらマスク筐体の汚れ落としもほぼ完ぺきにできますし
左利き用にモジュールの左右入れ替えなんかもできることになります。
ここからは組立作業編に入ります。
先ほど分解したS10を用意しました。
折角なので、左利き用に組み替えてみます。
① マスク筐体にPSMモジュールを組み込みます。
この時、フロントカバーは外しておき、ドリンクチューブはモジュール内に丸めて入れておきます。
そうしないと、治具に収めたときにドリンクチューブが邪魔になります。
② PSMモジュール用の治具を2個、準備します。
③ 画像の治具をPSMモジュールに合わせてセットします。
マスク本体とモジュールの位置関係を、画像のラインに合わせてください。
④ 治具をセットしたマスクを、プレス機にセットします。
⑤ 次に固定リングを、もう一方の治具にセットします。
⑥ ⑤でセットした治具を、プレス機にセットしたマスクのPSM部分にセットします。
⑦ プレス機でプレス!
ちゃんと填まるとガチン!と手ごたえがあります。
プレスする際に、ガスマスク本体が邪魔になりますが、変な方向に引っ張りながら作業を行うと
固定リングがセットされる際にずれてしまうことがありますので、固定リング付近には変な負荷がかからないように
⑧ 吸気モジュールとスピーチモジュールをセットします。
(PSMモジュールよりも、こちらを先に作業してしまうとやりにくくなるのでご注意を)
準備するのは、両方のモジュールと固定リング
⑨ マスク本体の筐体に、吸気モジュールを装着します。
⑩ プレス機に画像の治具をセットします。
⑪ セットした治具に固定リングを入れます。入れるときに向きを注意してください。
⑫ マスクを内側から被せます。
⑬ 上側の治具をモジュールに被せてプレス。
この時も、マスク本体があちこち邪魔に感じますが、今回結合させる部分付近が引っ張られないようにしてください。
引っ張られると固定されたときにズレが生じる恐れがあります。
⑭ スピーチモジュールの取付け。 スピーチモジュール用の治具に交換します。
⑮ 吸気モジュールと同じ手順で、下側の治具に固定リングをセットしてマスクを被せます。
上側の治具をモジュールに乗せてセット完了
⑯ プレスしてセット完了
ここからはレンズユニットの組立です。
分解編では細かい分解の説明がありませんでしたが、全て分解すると以下の画像の通りになります。
① レンズユニットのベースリングに、Oリングをセットして、レンズを合わせます。
ベースリングについている1㎝幅の引っかける部分が、鼻筋側になります
レンズにはマークがあるので、それを目印に合わせます。
② 先ほどセットしたレンズユニットに、固定リングをはめ込みます。
ここは手作業で行うことになります、親指で左右同時に、回しこむように押し込んでいきます。
③ これでレンズユニットは完成
④ レンズユニットをマスクに取り付け
ここは、前回のブログにあるレンズ交換編に示した通りです。
以上で完成となります。
S10(SF10)レスピレーター用の専用工具による分解・組立作業です。
本来ですとマニュアルが存在しているようですが、入手した段階でマニュアルが無くて
感で作業していますので、間違えがあるかもしれません。
もう数十回は作業しましたので、段々と作業時間も短縮され、作業手順も効率的な方法になってきました。
今回は、S10レスピレーターのサイズ2を使って作業していく様子をご覧いただきます。
① ヘッドバンドを固定しているフック6か所を外して、ヘッドバンドを外します。
② ドリンクチューブを引っこ抜きます。
③ インナーマスクを取り外します。
インナーマスクの顎を当てる部分からアウター側を少しめくると、プラスチック製の固定ピンが見えてきますので
このピンを外して、アウターに引っかけてあるインナーマスクをめくりあげます。
インナー中央の排気口付近は、外側に引っ張る様にして外すことができます。
④吸気モジュールとスピーチモジュールの分解
吸気缶(キャニスター)を取り付ける部分である吸気モジュールと、反対側にあるスピーチモジュールは
外径は同じものなので同じ作業になります。
先ずは、マスクを裏返しにするようにめくり、モジュール部分の内側をむき出しにします。
*スピーチモジュール:RA430等の外部マイクを接続できる部分
⑤ 専用工具にある、ドライバー状の物を使い固定リングを外します。
作業の際に、無理にこじ開けようとするとマスク筐体のゴムを傷つけますので気を付けてください。
リングの下に引っかけて少し浮かせたら、ゴムがかまない程度まで筐体を引っ張りましょう。
少しずつ引っ張り出す部分を広げて、工具を梃子にしても筐体を傷つけない程度まで広げたら
あとは専用ドライバーを使って固定リングを外します。
⑥ レンズ枠の取り外し
同じ専用ドライバーを使い、マスク筐体正面から固定リングを外します。
こちらも先ほどのモジュールと同様にマスクのゴムを傷つけないように注意しましょう。
これで分解終了!
ここまで分解したらマスク筐体の汚れ落としもほぼ完ぺきにできますし
左利き用にモジュールの左右入れ替えなんかもできることになります。
ここからは組立作業編に入ります。
先ほど分解したS10を用意しました。
折角なので、左利き用に組み替えてみます。
① マスク筐体にPSMモジュールを組み込みます。
この時、フロントカバーは外しておき、ドリンクチューブはモジュール内に丸めて入れておきます。
そうしないと、治具に収めたときにドリンクチューブが邪魔になります。
② PSMモジュール用の治具を2個、準備します。
③ 画像の治具をPSMモジュールに合わせてセットします。
マスク本体とモジュールの位置関係を、画像のラインに合わせてください。
④ 治具をセットしたマスクを、プレス機にセットします。
⑤ 次に固定リングを、もう一方の治具にセットします。
⑥ ⑤でセットした治具を、プレス機にセットしたマスクのPSM部分にセットします。
⑦ プレス機でプレス!
ちゃんと填まるとガチン!と手ごたえがあります。
プレスする際に、ガスマスク本体が邪魔になりますが、変な方向に引っ張りながら作業を行うと
固定リングがセットされる際にずれてしまうことがありますので、固定リング付近には変な負荷がかからないように
⑧ 吸気モジュールとスピーチモジュールをセットします。
(PSMモジュールよりも、こちらを先に作業してしまうとやりにくくなるのでご注意を)
準備するのは、両方のモジュールと固定リング
⑨ マスク本体の筐体に、吸気モジュールを装着します。
⑩ プレス機に画像の治具をセットします。
⑪ セットした治具に固定リングを入れます。入れるときに向きを注意してください。
⑫ マスクを内側から被せます。
⑬ 上側の治具をモジュールに被せてプレス。
この時も、マスク本体があちこち邪魔に感じますが、今回結合させる部分付近が引っ張られないようにしてください。
引っ張られると固定されたときにズレが生じる恐れがあります。
⑭ スピーチモジュールの取付け。 スピーチモジュール用の治具に交換します。
⑮ 吸気モジュールと同じ手順で、下側の治具に固定リングをセットしてマスクを被せます。
上側の治具をモジュールに乗せてセット完了
⑯ プレスしてセット完了
ここからはレンズユニットの組立です。
分解編では細かい分解の説明がありませんでしたが、全て分解すると以下の画像の通りになります。
① レンズユニットのベースリングに、Oリングをセットして、レンズを合わせます。
ベースリングについている1㎝幅の引っかける部分が、鼻筋側になります
レンズにはマークがあるので、それを目印に合わせます。
② 先ほどセットしたレンズユニットに、固定リングをはめ込みます。
ここは手作業で行うことになります、親指で左右同時に、回しこむように押し込んでいきます。
③ これでレンズユニットは完成
④ レンズユニットをマスクに取り付け
ここは、前回のブログにあるレンズ交換編に示した通りです。
以上で完成となります。
Posted by だーら at
13:06
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