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Posted by ミリタリーブログ at

2015年09月12日

S10(SF10)レスピレーター レンズ交換

前回の工具の説明編に続いて、レスピレーターメンテナンスキットを使い、S10ガスマスクのレンズ脱着を行います。

S10を中古で買うとレンズに傷が付いていて見えにくいことがあったり

サバゲで使えるようにポリカーボネート板に交換するときくらいでしょうかね。

本来のメンテナンスではレンズ交換をして新しいものに取り付けた際は、レンズOリングも新品に交換しているようです。

本来の気密性を考えたら当然かもしれませんが、対ガスの対策が必要ないコレクターさんならここまでしなくてもイイですね。





作業開始

作業の準備として、部品の紛失を防ぐためにも整理整頓が大切です。

落ち着いて作業できるように、必要なものだけを揃えておきます。




1)レンズを外すには、まずこのカギ型の工具を使います。




2)工具の爪状になった部分を、レンズの枠にある溝に当てて、工具の爪の対側の部分でレンズを押し込みます。

要は、爪の部分を軸にてこの原理でレンズを押し出す形になっています。





3)レンズと共にレンズを抑え込んでいるリングも一緒に外れます。 取り外し完了。





(◆工具なしの場合の作業方法)
普通、こんな専用工具なんて使う人はいませんし
実は専用工具なんてなくてもレンズ周辺なら、作業時の苦労は比較的少ないです。

1)強引ですが、マスクの内側に当て布をしてハンマー(ゴム製がよい)で叩き出す!
 外れると勢いよく飛んでいきますので、私はこうするときはベッドの上で座布団を下にしてやります




次に、新しいレンズを入れて組立作業に入ります。

プレス機に、レンズ用の治具をセットしてマスク筐体を載せます。

治具にはレンズの形状に合わせた凹みがあるので、レンズアウターフレームにある

視度補正リングキャッチャーを合わせておきます。



そこに、レンズを乗せて



固定インナーリングを乗せて



上に治具を被せて



プレスするだけ



以上で完成します。



(◆工具なしの場合の作業方法)
プレス機が無い場合でも、レンズユニットを手だけでセットできると思います。
私も、レンズ脱着だけの場合はこの工具を使わずに、ハンマーで叩き出し、指で押し込んで填め込みます。
レンズを入れてインナーリングを乗せたら、あとは両手親指を使って左右同時に押し込んでいきます。
最後はちょっと固いですが無理やり押し込めばパチッ!と填まります。










  

Posted by だーら at 10:25Comments(1)