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Posted by ミリタリーブログ at

2015年06月04日

S6レスピレーター









1980年のNIMROD作戦時に使用されたことで一躍有名になったS6レスピレーター

SASといえばこのガスマスクだという人も多いと思う。

wikiによると1968年から86年までサービスされたとあり、英軍のほかトルコ軍でも採用されていたとのことです。






初めてS6を手にして驚いたのは、顔に装着する面が円形状のチューブのような構造を持っており

よく知られるS10にあるドリンクチューブのような物が面体の内側にあるのだが

これはドリンクチューブではなく、このチューブに空気を送り込むためののものである。

これはフィット感と快適性を向上させるためにこのような構造としたとのことです。

この画像のS6は未使用品であり、マスク内部の排気口にはまだ黄色のシールドが装着されたままである。





S10等の10シリーズ、FM12等の12シリーズでは、サイズ表記が1・2・3・4と数字であるが

S6では、S,N,L(スモール、ノーマル、ラージ)の3サイズで、M(ミディアム)ではなくN(ノーマル)と表記されるのが特徴である。





キャニスターはその後のプラスチック製ではなく金属製となっている。










レスピレーターバッグはOD色で、ショルダーストラップや太ももに巻く紐も備えられている。

キャニスターを入れる部分には発泡ウレタンが収められ、切れ込みの部分にキャニスターの凸ネジ部分をはめ込む形になっている。




オプションとして、clansmanの外部マイク接続ユニットがあり、NIMROD作戦時に使用された画像が確認されている。


<引用>
「SAS THE ILLUSTRATED HISTORY」 Virgin Books (1997)
  

Posted by だーら at 08:41Comments(2)